自然と対話し自然を楽しむ ~第48回東京海の教室~

自然と対話し自然を楽しむ ~第48回東京海の教室~

8月2日(金)~4日(日)今年も千葉館山の北条海岸で東京海の教室が開催されました。

23名の参加者を11名のスタッフで迎えることが出来ました。うち2名の小学生は祖父や祖母との参加と幅広い年齢層で、楽しい合宿となりました。3日間の合宿で、練習が3回そして本番という厳しいスケジュールですが、参加者の皆さんはそれぞれの目標を持ち臨んで来られているので、大変充実したものとなったようです。泳力向上コース、遠泳コースともにそれぞれの課題に向け練習を積み重ね、また食事や生活を共にすることでの連帯感、共有感を大事にしてチームワークへとつなげていきました。

プールという作られ囲まれたところと違って、海という自然の中の解放されたところでの練習は、常に条件が変化しています。それを読み取りながら、うまく付き合いながら泳いでいく、つまり自然との対話が必要なのです。大変難しいことですが、うまくいったときの喜びは経験したものでなければわからないのかもしれません。

毎年、痛ましい水難のニュースを耳にするたびに、どれだけ自然と対話し、自然を楽しんでいるのだろうか、と思います。私たちは自然の中ではほんとにちっぽけな存在です。もっともっと自然のことを知り、上手に対話していかなければならないのでしょう。集団遠泳は海の恐さを知り、楽しさを味わい、仲間との絆を感じることができる、そんな場でありたいと思っています。(東京水泳協議会 穴原康子)