菱ヶ岳周辺 山スキー体験記 東京スキー協の行事から

菱ヶ岳周辺 山スキー体験記 東京スキー協の行事から

3月2日(土)~3日(日)にかけて菱ヶ岳で山スキーを楽しんできました。

1日目はキューピッドバレイのゲレンデで「ぶなの木スキークラブ」浅井さんのご指導で翌日の山行に役立つようなスキー技術やスキー場のコースの圧雪していない所でその場や雪の状態に適した滑り方を試してみました。

1日目は幸い天気がよく早朝の1本目は凍っていて、がりがりの雪面でしたが、気温が上がると次第に板が滑るようになったので嬉しくなってきました。浅井さんの要求する滑りはなかなかできませんでしたが、楽しく滑り終わりました。

2日目は、東京マラソンでは冷たい雨のため大迫選手が低体温症になったくらいでしたが、上越は、最低気温3℃、最高気温7℃で曇り、風も弱く一部晴れ間もあり、上々の出だし。同行する全国の方々と自己紹介の後、ビーコンチェック。ゴンドラリフトを降りた後、シールをつけて菱ヶ岳(標高1129m)の南側の沢から入山しました。

前日下見をしていただいたそうで、トレースがついていて、前日よりも30分以上早く約50分で稜線に着いてしまいました。360度の眺望で妙高山や黒姫山、ほかにもたくさん望むことができましたが、なにしろ新潟の山に来るのも大学1年以来でしたので、わからない山ばかりでした。稜線上で、休憩場所を見つけ、シールをはずします。沸かしたお湯で入れていただいた本格的なコーヒーをいただきながら、しばし、景色を楽しみました。

そして休憩後、山をおります。樹林帯といっても樹木の間が広く、雪が多いので灌木もすっかり埋まっています。雪質はふわふわがもう少し固くしまったような状態で素人でも滑りやすく、あっという間に出発地に着いてしまいました。(宮澤敦子 スキーメイト3月号より抜粋)