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 自らがスポーツをすることに関しては無頓着…。尾崎哲治さんは、SACメンバーの一員として、卓球、テニス、フット・ア・セットなどの大会運営を手伝っています。「確かにスポーツで体を動かすのは好き・・でも、もともと運営とか裏方にまわって何かをすることが好きなんですよね」

 SAC(スポーツアシスタントクラブ)とは、北海道連盟事務局長の青木太郎さんが中心となって設立した、スポーツボランティア団体のこと。大会運営からイベントの企画・開催まで、スポーツ連盟のさまざまなアシストをしています。言うならば、スポーツ連盟に助っ人を送ってくれる”人材派遣会社”のようなものに近い。
 「SACという発想がなかったんですよね、はじめは。各種目の協議会のメンバーが、競技をしながら運営もやるという感じでしたから…。」

気がついたらSACのなかにいた

 SACとの出会いは浪人時代。「大塚義孝さん(北海道連盟理事長)とウチの母親がミニバレーの大会で知り合って”オマエ、暇なんでしょ?”」って言われて、スポーツ連盟の卓球大会のお手伝いに行くこと。その後何度か卓球のお手伝いをしているうちに、いつのまにかSACの一員になっていました。「そもそも初めてお手伝いに行って青木さんと連絡先を交換した時、すでにSACに入っていたのかもしれない(笑)」

 大学に入学した尾崎さんは、SACを通じてスポーツ連盟事務局に入会。卓球・テニスの大会を運営するかたわら、フット・ア・セット協議会の設立・運営協力にも力を注ぎました。「北海道連盟で新しい協議会を立ち上げたいという話が出ていたときに、第1回クラブ代表者会議(全国連盟主催)でフット・ア・セットの発表があって…。それじゃ、北海道でもフット・ア・セットやりましょうってなったんです」

 サッカーができる協力者を集め、チームを探し、ルールを教え、大会を開催。いろいろな人間と連絡をとりあい、情報を伝える役を担いました。「こういう裏方の仕事をしていると、いろいろなことに対して気がまわるようになりますね」

人と人とをつなぐことも 裏方の仕事

 現在SACは20人ぐらい、そのうちの多くは尾崎さんが連れてきた学生だと言います。「はじめは同じ学部の友達を呼んで、それから”その友達の友達”を呼んできて」メンバーを増やしていきました。これは、いま話題の「mixi」(既に入会している登録ユーザーからの招待を受けて参加できるコミュニティサイト)と似た手法。若い世代ならではの組織化のやり方です。ただ、そんなSACにも、体制を整えていかなければならない課題があるとのこと。

 「協議会には、試合進行が素早くできたり、オールマイティに対応できる人が欲しいんですよ。あと、車で来れる人とか。でも、そういう人って限られてしまうので、どうしても一部の人に負担がかたよってしまう」。また、「SAC内のレベルをもっと充実させてほしい」という声も。
 「青木さんはあんまり強く言わない人だし、僕もそんなに言える程のことをしてきたわけじゃないし(笑)」。新しく入った人にどう教えていくかというのも今後の課題のひとつです。

北海道でまいたSACの種を 全国に広げたい

 現在、北海道のホームセンターに勤務している尾崎さん。
 「休日は出勤になるので、大会当日のお手伝いはできないですね。その代わり、卓球やフット・ア・セットのプログラム作りとかに力を入れることになると思いますけど…。本当の”裏方”ですね」
 「これからのSACは?」という質問には、ビッグな答えが返ってきた。
 「今、SACは北海道にしかないですけど、これが全国規模に落としこめたらいいなぁと。SACでやってきて、大学卒業して就職した人たちに”いま住んでいるところで、SACをやらないか?”と呼びかけていけば、広がっていくんじゃないかと思っています」




スポーツアシスタントクラブ 問い合わせ FAX(03)3986-5403 新日本スポーツ連盟事務所